キミの選んだ、正解

その仕事を選択した理由、今の人生を選択している理由、キミの幸せはなんですか?ということをインタビューして記事にしています。誰かの生きるヒントになれば、嬉しい。

Vol.4 お客さんが続けさせてくれているから

「キミの選んだ、正解」第4弾は、

外資系生命保険会社で働く福井良真さん。

 

3年目という節目の年に突入した今。

 

以前より保険という仕事への異常なまでもの情熱を感じていたので

原動力が、気になった。

 

一体、何が彼を動かしているのだろうか。

 

 

 

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 ▽“僕”という安心を売る仕事

以前からこのブログを読んでいてくれた良真さん。

インタビューさせて!とお願いすると

 

「俺はみんなみたいにかっこいいこと言えへん。」

 

なんて言っていた。

 

実際話を聞いてみると。

なんだ、かっこいいじゃん。

でした。

 

良真さんを含め、

今までインタビューをさせてもらった人たちはみんな

 

 “かっこいい”

 

でも何がかっこいいって。

 

かっこいいこと言おうとしてない。

これ、全員。

 

みんなそれぞれ自分で選択して生きている。

自分で決断して頑張っている姿は

絶対にかっこいい。

 

恐縮しながらも隠しきれない

自信に満ちた言葉たち、私は大好きです。

 

さて。

今回もカフェでお話を聞いていました。

 

良真さんはいわゆる仕事人間。

ワークライフバランスを重視しよう!

とうたわれている昨今ですが。

 

何それ美味しいの?

 

という具合。

 

友達といる時も

趣味のスノーボードをしている時も

頭の片隅には仕事のことがあるんだって。

 

生命保険の営業。

 

生命保険というだけで嫌な顔をされる日々。

1年目の頃は偏頭痛にかかってしまうなど、

想像以上に過酷な世界。

 

“大切な人に日々を安心して生きて欲しい”

 

そういうシンプルだけど熱い想いは

なかなか伝わらない。

 

単純に考えたら

そういう思いを持って声をかけて

怪訝な顔をされるという状況。

 

めちゃくちゃ辛いだろうな、と想像できる。

 

でもそこで諦めなかった。

 

「俺のお客さんになる人にとって

   “何かあった時に助けてくれる人”でありたい。」

 

だから、勉強した。

 

社会保障については熟知している。」

 

そう言ってくれました。

 

生命保険だけじゃない。

国民年金社会保険も厚生年金だって。

 

社会保障について知らないことはない。

 

「それが、人とはちがう俺だけにしかない武器。」

 

自分だけの武器を身につけた瞬間、

自信を持って「俺に任せて」と言えるようになった。

 

「お客さんは高いお金を払って

   “俺”という安心を買ってるねん。

 

   だから、何かあった時は絶対にサポートする。」

 

なるほど。

“何かあった時”という“もしも”の世界。

 

でも“もしも”はきっと起こりうる。

 

“もしも“なんて自分には来ないと思っているなんて

自分に対して無責任だ。

 

なんてね。

 

▽やめられない、やめたくない

そんな熱い想いがあって

お客さんに保険に入ってもらう。

 

「自分の気持ちに共感してくれた人達だからこそ

    生涯かけてサポートしていきたい。」

 

じゃあ、なかなかやめられないですね。

という失礼な(毎回だな)言葉に対して

 

「やめられないっていうか、やめたくない、かな。」

 

「俺にとって大切な人、その人にとって大切な人。

 そんな人達みんなが安心して生きられたら嬉しいやん。」

 

「俺を信頼して保険に入ってくれた人達にとって

 俺が辞めるという行為は裏切りでしかない。」

 

良真さんの全身からビリビリと伝わる本気。

 

信頼で構成されている現在の社会。

続けることが必ずしも正義というわけではない。

 

けれども。

辞めるという行為が裏切りであるという考え方。

私にとっては新しい。

 

それぞれの人がいろんな思いを抱えて

いろんな仕事をして支えあいながら生きている

 

良真さんを軸にした“保険”というコミュニティは

社会の縮図なのかもしれない。

 

誰かが誰かを支える。

 

直接的に目に見えなくたって、

どんな仕事も誰かの何かの支えになっている

 

良真さんの言葉から

そんな思いが伝わって来ました。

 

だからこそ、

良真さんの決意は固い。

 

お客さんを裏切りたくないからやめられない

お客さんをサポートしたいからやめたくない

 

続ける軸が2本もあるなんて

単純に、羨ましいな。

 

▽仕事ができる幸せ

最後のおきまりの質問。

“幸せな瞬間はいつですか?”

 

今回に関しては、この質問はいらないかな

って思っていました。

 

何故かというと。

 

予想できたから。

 

このインタビューの時間を通して

多分良真さんならこう言うだろうな、って。

 

で、結局聞いてみたら。

予想通り。そっくりそのまま。

 

「お客さんと商談している時かな。」

 

「これから一生サポートしていくお客さんに

   なるかもしれない、っていうワクワク感とか。

   信頼してくれた時の喜びとか。」 

 

全部ひっくるめて幸せかな。

 

なんだ、ただの仕事好きかよ。

じゃ、ない。

 

誰も会ってくれなかったら仕事ができない。

仕事ができないということは、お金にもならない。

 

“仕事がある喜び”

を痛感している良真さん。

 

仕事は与えられるものじゃない。

やらされるものでもない。

 

自分から取りに行って、するもの。

それが、仕事。

 

そのことを実感しているからこそ、

仕事ができる瞬間に幸せを見出せている。

 

仕事ができる喜びを知っている人と知らない人。

幸福度、全然違うんじゃないかな。

 

誰かに安心を提供するお仕事である保険。

 

“良真さんがいてくれてよかった“

って、思う日が

人生のどこかのタイミングで必ず来る。

 

“もしも”が来ない人なんていない。

 

これが、

福井良真の選んだ、正解。